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がんと生き、母になる~死産を受け止めて~
村上睦美
著
発行年月 |
2019年03月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
318p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/文学/日本文学 |
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ISBN |
9784991057809 |
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商品コード |
1029784908 |
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NDC分類 |
916 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2019年04月3週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1029784908 |
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著者紹介
村上睦美(著者):1964年札幌市生まれ。ウエスタンミシガン大卒。1992年、北海道新聞社入社。室蘭支社報道部、本社編集局生活部などを経て、2001年東京支社社会部。厚生労働省を2年間担当する。2003年、血液がん「悪性リンパ腫」を発病し、働きながら治療。2004年出産のため退社。その後、再々発したがんや2つの難病を克服し、2017年からフリーランス記者として活動を再開。医療問題を中心に取材・執筆している。2児の母。
内容
取材に走り回っていた38歳の既婚・子なしの女性新聞記者が突然血液がん「悪性リンパ腫Ⅳ期」と診断された。治療は?仕事は?子どもは? 次々と迫られる選択に必死に答えを出した。治療は成功し、がんは消え、治療半年後には双子を自然妊娠する。そして、子どもたちを無事出産するため、仕事を辞める苦渋の決断をする。が、おなかで2人の子どもを育てる喜びの日々もつかの間、女児は出産・男児は死産となる。悲嘆に暮れる中、再発・再々発がんや2つの自己免疫疾患、心臓病と次々に襲ってくる病気と闘いながら、著者は「自分は長く生きないだろう」と考えるようになる。遠くない将来の死を覚悟し「娘にきょうだいを」と願う。病気がようやく小康状態となったとき、著者は45歳になっていた。不妊治療クリニックの医師に、最初の治療前に凍結した受精卵を子宮に戻してくれるよう懇願する。最初のがん宣告から46歳で再び出産するまでの9年の記録。第14回開高健ノンフィクション賞最終候補作。