内容
美麗な図版とためになる解説で名画を紹介
日本人に最も人気の高い美術館の一つ、パリのオルセー美術館には、モネ、ルノワール、ドガなどの印象派、ゴッホやセザンヌ、ゴーガンなどのポスト印象派、コローやミレーなどのバルビゾン派を中心に、フランス近代絵画の粋が集められています。本書は、その絵画コレクションの中から、島田紀夫・石橋財団ブリヂストン美術館館長が厳選した101点の名画を、美麗な図版で掲載。作品の見所や画家について、平易でためになる解説で紹介します。また、日本ではまだあまり知られていませんが、19世紀後半のフランス画壇の主流をなしていた、サロン(官展)を中心とした「正統派絵画」についても充実した内容となっています。本書は、19世紀後半におけるフランス絵画芸術の豊かさと深さ、多様性を示そうとするオルセー美術館設立の理念に沿って構成され、まさに「理想のオルセー美術館」となっています