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【防衛経済学ハンドブック 第2巻】
Handbook of Defense Economics:Defense in a Globalized World (Handbook of Defense Economics, Vol. 2) '07
Sandler, Todd,
Hartley, Keith
編
発行年月 |
2007年05月 |
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出版国 |
オランダ |
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言語 |
英語 |
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媒体 |
冊子 |
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装丁 |
hardcover |
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ページ数/巻数 |
698 p. |
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ジャンル |
洋書/社会科学/経済学/その他応用経済学 |
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ISBN |
9780444519108 |
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商品コード |
0200612711 |
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本の性格 |
学術書 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=0200612711 |
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内容
防衛経済学ハンドブック・シリーズの第2巻である本巻は近年のグローバリゼーション下における軍備の必要性や実務、脅威、政策を取り扱っています。この新しい時代において、あらゆるものの越境的な移動(例えば、資本と労働の移動、革命を促す修辞、ゲリラ、テロリスト)がさらに高まることを懸念しています。それらの中には、公共財や国際的外部性に関連する便益と費用の波及(例えば、2カ国以上に影響を与えるが経済取引上相殺のない相互依存性)を含みます。これまでになく流動化している社会において、軍事装備や軍隊によって安全保障上の脅威を防ぐことが難しくなってきています。従って、テロリストや汚染物質、政治的混乱と紛争が入り込まないように国境を守る手段として、防衛と安全保障のための新しい防壁が必要とされています。また、貿易や金融取引の増加は新たな安全保障上の課題と防衛の必要性を意味しています。さらに、グローバリゼーションにより、新しい機関(例えば、欧州連合やグローバルなガバナンスネットワーク)や組織(例えば、非政府組織やパートナーシップ契約を締結した組織)の重要性が浮かび上がっています。
本書は、グローバリゼーションの時代になり、紛争において新しい戦略や新技術、非対称戦争、これまでとは違った紛争地域、凄まじい兵器が関わるようになった世界情勢における安全保障上の課題を明らかにしています。第2巻は第1巻でカバーされていない、内戦や平和維持活動、経済制裁、軍拡競争の計量経済学、軍事技術の民生転用、平和経済学、並びに貿易、平和と民主主義の接点といった題目を取り扱っています。また、第2巻では第1巻で取り扱った題目の中で大きく進展したもの(例えば、紛争分析やテロリズム、軍拡競争、軍事貿易、軍人の活用、軍需産業)を再考しています。さらに、今日の安全保障上の主な懸念を全般的に分析しています。各章はそれぞれの分野を代表する研究者によって執筆されています。