臨床検査技師のための最も包括的な血液学アトラス、改訂第2版。技師としての有能さは顕微鏡で見る像を識別する能力によることを念頭に、医学生のプログラムで扱う概念の実例を視覚的に提供します。
4色刷りの図版と明解な解説によって、血液細胞の発達のあらゆる段階を記述し識別することを可能にします。さらに、図版を用いて広範な血液障害をガイドします。素早く参照できるリファレンス・ブックとして、学習ガイドとして、あるいはアトラスとして使用することができ、今日臨床検査技師をめざす学生にとって貴重なツールとなっています。
新版は、最新の基礎科学と臨床所見に基づいて全面改訂されました。さらに、新たな高画質画像や、WHOによる血液障害の最新分類を取り入れました。
内容は2つのユニットから構成されています。
・ユニット１「細胞の解説」には、血液細胞、骨髄、細胞化学の３セクションを収載します。各細胞のタイプについて、細胞のサイズ、核、及び細胞質を解説し、関連する臨床疾患のリストも加えました。高画質の写真や図を用いて、各細胞のタイプの成熟段階を提示します。
・ユニット２「血液の疾患」は、赤血球疾患、白血球疾患、様々な疾患の３つのセクションから成ります。各疾患について、臨床や検査における特徴を示し病理を要約します。さらに、診断スキームで関連する検査所見を述べ、各疾患を概説します。
本書専用ウェブサイト”thePoint”で提供する電子版アトラスでは、臨床所見や検査所見を正常及び異常な血液細胞とより的確に関連づけ識別することができます。これらのインタラクティブ・アトラスは、形態的特徴に注目し、画像を用いたケース・スタディと問題集を備えており、試験対策や能力評価に最適な内容となっています。また、重要用語がStedman’s Medical Dictionaryにリンクされており、検索機能付きのオンライン版テキストも利用できます。