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書評掲載

abさんご

黒田 夏子  著

 品切
       
価格 \1,320(税込)         

発行年月 2013年01月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 81p,47p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784163820002
商品コード 1012245276
NDC分類 913.6
書評掲載誌 産経新聞 2013/02/03、朝日新聞 2013/02/03、読売新聞 2013/02/03、毎日新聞 2013/02/10、日本経済新聞 2013/02/17、毎日新聞 2013/12/22、読売新聞 2014/02/23
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1012245276

内容

史上最高齢・75歳で芥川賞を受賞した「新人女性作家」のデビュー作。蓮實重彦・東大元総長の絶賛を浴び、「早稲田文学新人賞」を受賞した表題作「abさんご」。全文横書き、かつ固有名詞を一切使わないという日本語の限界に挑んだ超実験小説ながら、その文章には、「昭和」の知的な家庭に生まれたひとりの幼な子が成長し、両親を見送るまでの美しくしなやかな物語が隠されています。ひらがなのやまと言葉を多用した文体には、著者の重ねてきた年輪と、深い国文学への造詣が詰まっています。
著者は、昭和34年に早稲田大学教育学部を卒業後、教員・校正者などとして働きながら、半世紀以上ひたむきに「文学」と向き合ってきました。昭和38年には丹羽文雄が選考委員を務める「読売短編小説賞」に入選します。本書には丹羽から「この作者には素質があるようだ」との選評を引き出した〝幻のデビュー作〟ほか2編も併録します。
しかもその部分は縦書きなので、前からも後ろからも読める「誰も見たことがない」装丁でお送りします。
はたして、著者の「50年かけた小説修行」とはどのようなものだったのでしょうか。その答えは、本書を読んだ読者にしかわかりません。文学の限りない可能性を示す、若々しく成熟した作品をお楽しみください。

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