国際的な移住に関する経済論文は政策立案者だけでなく社会科学全般における研究者の興味も引きます。Handbooks in Economicsの新しいシリーズの最初の巻となるこれらの書籍は1970年代後半に始まった本格的な研究の成果を説明・分析しています。この文献は一般経済ジャーナルや経済学におけるさまざまな分野の専門ジャーナル（特に労働市場や人的資源の問題を扱ったもの。ただし、それらに限定されるわけではありません。）、移民について取り扱った学際的なジャーナルに掲載されています。また、歴史学や社会学、政治学、人口統計学、言語学などと関連したジャーナルに掲載された経済学者の論文に出現する文献も収録しています。

主要な特徴
・労働市場における成果や財政上の影響から収入のレベルと分配に対する国際移住の影響まで、またその間に当てはまるもの全てまで幅広い分野をカバーしています。
・移住に関連する幅広い題目を包含しており、いくつの側面では学際的となっています。このことは移住に関する分野においてきわめて重要です。
・概観や要約が存在していないこの題目に興味をもっている研究者の大きなコミュニティにとって魅力的です。