男性漂流~男たちは何におびえているか~(講談社+α新書 683-1A)
奥田 祥子
著
発行年月 |
2015年01月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
222p |
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大きさ |
18cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/社会学/家族・世代 |
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ISBN |
9784062728874 |
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商品コード |
1016933469 |
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NDC分類 |
367.5 |
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書評掲載誌 |
朝日新聞 2015/07/26 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1016933469 |
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著者紹介
奥田 祥子(著者):1966年京都市生まれ。ニューヨーク大学文理大学院修士課程(メディア論、社会心理学専攻)修了。新聞社を経て独自に活動。著書に「男はつらいらしい」など。
内容
結婚、育児、老親介護、みずからの老い、リストラ……働き盛りの中年男性はみんな、「こわがっている」。けっして予定通りにはいかない人生の悲哀。男であるがゆえに、周囲に弱みを見せられず、すべてを自己責任にされ、誰にも本当の想いを打ち明けられず、孤立し、懊悩する中年男性たち。10年にわたり“異なる性”として男性たちに密着してきた女性記者がその先に見るものとは──。日本社会がリアルに抱えるリスクを炙り出す!
「久米書店 ヨクわかる!話題の一冊」(BS日テレ 6/14放映)で、取り上げられました!
http://www.bs4.jp/kumebook/onair/61.html
語られざる男性たちの苦悩を描いて、ベストセラーになった『男はつらいらしい』(新潮新書)。男たちはさらに歳を重ね、結婚、育児、介護、自らの老い、そして仕事に葛藤していた──。
ジェンダー論者やフェミニズム論者のような一面的な「男社会」論からはこぼれ落ちてしまう中年男性たちの悲哀と苦悩。10年にわたる取材を通して浮かび上がる、決して予定通りにはいかない人生の難しさ。少子高齢化、未婚社会、介護離職、老後破産……取材対象者の姿を通して見えてくるのは、日本社会がリアルに抱えるリスクの実態。
自身、リストラ・未婚・老親介護の苦悩を抱えながら、一取材者として“異なる性”である中年男性たちと向かい続けてきた女性記者が、足で稼いで掴み取った生々しいホンネの証言の数々。
現代日本社会の知られざる側面を炙り出す、現代人必読の良質なドキュメント。その先に、浮かび上がってくる「自分自身」の姿に、読む者は戦慄する。