ホーム > 商品詳細
丸善のおすすめ度

フロイトとアンナ・O~最初の精神分析は失敗したのか~

リチャード・A.スクーズ  著

岡元 彩子, 馬場 謙一  他
在庫状況 お取り寄せ  お届け予定日 10日間  数量 冊 
価格 \6,050(税込)         

発行年月 2015年10月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 5p,220p,35p
大きさ 22cm
ジャンル 和書/人文科学/心理学/精神分析
ISBN 9784622079385
商品コード 1018909712
NDC分類 146.13
基本件名 精神分析
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2015年11月3週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1018909712

著者紹介

リチャード・A.スクーズ(著者):1953年生まれ。ロンドン・メトロポリタン大学社会学部講師。専門は精神分析史・フロイト論。

内容

「治療中断の一年後、ブロイアーはフロイトに、彼女はすっかり錯乱している、彼女は死んだほうがよいのではないか、そうすれば苦しみから解放されるのにとさえ思う、と打ち明けた」ヨーゼフ・ブロイアーとジークムント・フロイトの『ヒステリー研究』(1895)において提示された「症例アンナ・O」。この症例は、のちにアーネスト・ジョーンズによって書かれたフロイトの伝記が発表されて以来、「『ヒステリー研究』の記述にあるような輝かしい成功ではなく、治療は失敗だった」と見なされるようになった。ジョーンズによれば、アンナはブロイアーによる治療ののち、重篤なモルヒネ依存に苦しみ、毎日幻覚状態に陥っていたという。そしてこの事実は後年、治療後のアンナの足取りを追った医学史家アンリ・エランベルジェの研究によって追認されることとなるのである。はたして、症例アンナ・Oの治療は本当に失敗だったのか? 本書は、『ヒステリー研究』の治療記録、アンナの入院先の医師による記録、関係者の書簡、追跡研究などの膨大な資料を掘りおこし、その治療結果の真実に迫るものである。精神分析学の始まりとなった症例の謎が、いま解き明かされる。

目次

カート

カートに商品は入っていません。