転換期を迎えた日本の学校教育
今川 峰子 著
内容
目次
第1章 今日の日本の学校教育における光と影 第1節 一九八〇年代に注目された日本の教育 第2節 学力が均質的に高い日本の生徒 第3節 均質的に高い学力を支えた日本の教育のルーツを求めて 第4節 自己主張を抑え、同調傾向が強まる今日の子どもたち 第5節 日本における学校教育の影の部分 第2章 家庭のしつけと学校教育の変化 第1節 日本の育児文化のルーツを求めて 第2節 家庭・学校・社会により異なる子どもの人格形成 第3節 社会変動による子育て文化の変化 第4節 大人以上に生活環境の影響を受けやすい乳幼児 第5節 幼児教育・学校教育への親の期待 第3章 人間形成を目指した教育が実践できているのかを問う 第1節 「いざこざ」を通して学ぶ幼児期の友だち関係 第2節 国により異なる保育者の指導と世界の動向 第3節 均質的な高い学力と協調性を養う日本の教育 第4節 自尊感情、自己肯定感が低い日本の児童生徒 第5節 同調行動の落とし穴 第6節 思いやりや協調性態度を育成するには 第4章 児童生徒の学校満足度を支える要因の検討 第1節 友人関係は学校満足度を左右する重要な要因 第2節 学校満足度に影響する友人関係のアセスメント 第3節 親への信頼感が学校生活に及ぼすプラスの効果 第4節 学校適応ではなく学校満足度を指標にした理由 第5節 「学校満足度」にプラスに作用する友人関係・親子関係・教師との関係 第6節 児童生徒の「学校満足度」を支える要因の考察 第5章 児童生徒の個別的アセスメントから浮かび上がる学級経営 第1節 友人・父親・母親との関係の分類 第2節 個別的アセスメントから支援を必要とする児童の特定 第3節 小学生の個別的アセスメントから浮かび上がる学級経営の実態 第4節 中学一年生の個別的アセスメントから浮かび上がる学級の実態 第5節 個別的アセスメント検査の結果から実証されたこと 第6章 個別的アセスメント検査の活用 第1節 「学校満足度」に影響する教師の学級経営力と友人関係・親子関係 第2節 個別的アセスメント検査を学級経営の把握と介入に応用した試行的研究 第3節 学級経営が一層困難に陥ったクラスの児童の実態 第4節 いじめが発生したクラスの児童の実態 第5節 試行的研究から得られた結果 第7章 日本の学校教育の実態とアメリカ・香港・台湾の学校教育の変革 第1節 今日の学校教育の現状と本研究の結果からの検討 第2節 アメリカの教育的介入のルーツと現在(貧困との戦いの補償教育から個性を伸ばす教育まで) 第3節 学校と大学の連携プロジェクト 第4節 アメリカ・香港・台湾のスクールカウンセリングの動向 第8章 未来を拓く子どものための学校改革 第1節 日本の学校教育の成り立ちと地域が育てた学校 第2節 今日の学校と教師が置かれた立場 第3節 思いやりの心や相互協調的な態度は何によって形成されるのか 第4節 個性を伸ばし、協調的態度と自立を目指した教育を実現するには
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