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古代日本漢詩文と中国文学(埼玉学園大学研究叢書 第12巻)
胡 志昻
著
発行年月 |
2016年02月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
303p,47p |
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大きさ |
22cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/文学/日本文学 |
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ISBN |
9784305707925 |
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商品コード |
1019624058 |
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NDC分類 |
919.3 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2016年03月4週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1019624058 |
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著者紹介
胡 志昻(著者):1955年中国・上海市生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程単位取得退学。博士(文学)。第11回上代文学会賞受賞。埼玉学園大学教授。著書に「奈良万葉と中国文学」他。
内容
古代日本漢詩文の魅力は、その豊かな国際性にある。 大規模な遣唐使船団が海原を行き来していた時代。 時代の先端を行く、異文化交流を担い、新しい時代文化の創造に直接関わってきた人々の学識や人となり、彼らの遭遇した紆余曲折及びその心中の喜怒哀楽といった感情の起伏と色彩は、文学研究からしか伝わってこない。 本書はそのようなスタンスから、古代日本の文化、ひいては中日交流が緊密で頻繁であった古代東アジア文化圏の一端を明らかにする。 【……大規模な遣唐使船団が海原を行き来していた時代の異文化交流の様相は、当時の史料が豊富に現存しているため、すでに相当に確実に解明されてはいる。しかし、時代の先端を行く異文化交流を担い新しい時代文化の創造に直接関わってきた人々の学識や人となり、彼らの遭遇した紆余曲折及びその心中の喜怒哀楽といった感情の起伏と色彩が歴史学的研究から伝わってこない。これは文学研究の領域であり、文学作品を実際に読む楽しみでもある。言い換えれば、つまり詩賦や和歌の生まれる時代社会背景を視野に入れつつ文学の作品を読めば、その時代社会の様相を人々の感情の色彩も含めてもっと生動的に読み解くことができるのである。その意味で文学は歴史に肉付け、感情を添える花とも言えるであろう。】……「前書」より