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時代物浮世草子論~江島其磧とその周縁~
宮本 祐規子
著
発行年月 |
2016年03月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
325p |
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大きさ |
22cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/文学/日本文学 |
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ISBN |
9784305707871 |
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商品コード |
1019841932 |
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NDC分類 |
913.52 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2016年04月2週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1019841932 |
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著者紹介
宮本 祐規子(著者):昭和52年生まれ。日本女子大学大学院文学研究科において博士の学位(文学)取得。清泉女子大学・日本女子大学非常勤講師。
内容
西鶴没後の小説界を牽引した作者 江島其磧(えじまきせき)の作品を再定義する 其磧が数多く残した歌舞伎・浄瑠璃を典拠とする 長編小説「時代物浮世草子」。 作者の独自性が無いと低評価が続いていた これらの作品群を習作から順に取り上げ、 後世の作家に与えた影響まで丹念に考察。 其磧研究に新たな視点を提示する! 【其磧は、浄瑠璃脚本に関わり、役者評判記の執筆という演劇に近しい場所から作家として出発した。長年携わり、自家薬籠中のものであった演劇から、枠組み(あるいは世界)を借りて、演劇からの趣向と浮世草子の知識を自由に取りこみながら作り上げた作品群が、時代物浮世草子と言える。其磧にとって、晩年になって出発点に回帰してきたとも言え、作家としての集大成でもあったのではなかろうか。そう捉え直すと、従来の低い評価に再考の必要があるかと思われる。(中略)本書では、従来の時代物浮世草子の評価を再定義し、後の浮世草子への影響も含め、浮世草子周辺ジャンルとの密接な関係と、その文学史的位置づけを明らかにしたい。……「序章」より】