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奴隷船の歴史
マーカス・レディカー
著
上野 直子
翻訳
発行年月 |
2016年06月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
339p,66p 図版16p |
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大きさ |
22cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/政治学/国際関係論 |
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ISBN |
9784622078920 |
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商品コード |
1020760034 |
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NDC分類 |
316.8 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2016年07月5週 |
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書評掲載誌 |
読売新聞 2016/12/25 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1020760034 |
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著者紹介
マーカス・レディカー(著者):ペンシルヴェニア大学で博士号を取得。ピッツバーグ大学歴史学科のアトランティック・ヒストリー特別教授。アメリカの歴史家、市民運動家。著書に「海賊たちの黄金時代」がある。
内容
奴隷貿易が続いた400年の間に、1400万人を超える奴隷がアフリカから大西洋を南北アメリカに運ばれ、プランテーションの無賃労働者となった。アトランティック・ヒストリーの第一人者にして海賊の専門家、マーカス・レディカーは、この身の毛もよだつ最悪の悲劇を、前代未聞の視点から語り、わたしたち読者を奴隷船の現場に連れて行く。レディカーがここに再現させるのは、怪物的な「浮かぶ地下牢」と、運搬中に200万人が命を落とした、恐怖の「中間航路」である。飢餓と、病気と、悲運に直面した、奴隷たちの日常、懲罰と拷問の極端な暴力と、蔓延する死である。しかしまた、一触即発の奴隷たちと同じ船に閉じ込められた乗務員たちの恐怖を、きつい階級関係を、水夫と囚人との関係を、歴史家は想起させる。さらに、衝突にも記述を割き、さまざまな言語集団出身の奴隷たちが意思の疎通をはかりつつ組織して立ち上がった血まみれの反乱を、厖大な史料から発見して描き出す。まさに、アフリカン・アメリカン文化の萌芽であった。奴隷貿易廃止200周年を機に刊行され、ジョージ・ワシントン図書賞をはじめ数々の賞に輝いた、黒い大西洋史の画期的著作。笠井俊和解説「闘う歴史家レディカーと奴隷船研究」