丸善のおすすめ度
構造主義のかなたへ~『源氏物語』追跡~
藤井 貞和
著
発行年月 |
2016年07月 |
---|
|
|
言語 |
日本語 |
---|
媒体 |
冊子 |
---|
|
|
ページ数/巻数 |
11p,353p,15p |
---|
大きさ |
20cm |
---|
|
ジャンル |
和書/人文科学/文学/日本文学 |
---|
|
|
ISBN |
9784305708076 |
---|
|
商品コード |
1020905237 |
---|
NDC分類 |
913.36 |
---|
|
|
本の性格 |
学術書/学生用 |
---|
|
新刊案内掲載月 |
2016年08月2週 |
---|
|
商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1020905237 |
---|
著者紹介
藤井 貞和(著者):1942年東京都生まれ。詩人。国文学者。「源氏物語論」で角川源義賞受賞。ほかの著作に「文法的詩学その動態」「日本文学源流史」など。
内容
〈構造主義とは何か〉、時代や歴史のなかで 物語が産まれ、読まれる理由を問い下ろし、 〈構造主義〉以後の世代に手わたしたいと思う── 【本書の読み方について、一つの提案をしよう。 これは『源氏物語』をあいてにして、ぜんたいを小説となす 試みなのだ、と。─いや、『源氏物語』という物語じたいが、 そんな書き方をされているのではないか。】 ......[はしがき]より 【......『構造主義のかなたへ』という本書の題はどう受け取られるのだろうか。もう古めかしいという感触に包まれてよいし、反対に「方法に時効はない」という確信があってもよい。私は言語学的にも、また思想的にも、構造主義と格闘したのだと思う。一九六〇年代から七〇年代にかけての、日本社会でのある種の空白期、停滞期に、世界の中心の発光源のようにしてフランス語圏から、構造主義およびその周辺の〝便り〟が暴力的に訪れて、パリ・カルチェラタンのバリケードはあたかもアルチュール・ランボオを襲ったパリ・コムミューンの再来のようにも思えてならなかった。なんと幼い日々の自分であったことか。 そこからかぞえても四十年以上という計算になる。】 ......「キーワード集―後ろ書きに代えて」より