内容
センサレスベクトル制御を使いこなすために 本書は、近年一般化しつつある誘導電動機、同期電動機、とくに埋込磁石同期電動機のセンサレスベクトル制御技術について、体系的にまとめ実務的に解説する実務専門書です。 センサレスベクトル制御は、ディジタル制御により機器からセンサを排し、機器の低コスト化・小型化を可能としました。それにより家電・民生分野への応用が進んでいる技術で、現在さまざまな手法が提案されています。しかしながら、それぞれの手法の利点、技術的な位置づけや性能向上を実現するためにどのような技術が用いられているか(要素技術)が必ずしも整理されているとはおらず、技術者が勉強しづらい状況にあります。そこで本書はセンサレスベクトル制御技術について体系的に整理し直し、詳細に記述し、実務者が現場で設計・実装ができるようにまとめました。