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意志薄弱の文学史~日本現代文学の起源~
坂口 周
著
発行年月 |
2016年10月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
445p,6p |
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大きさ |
22cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/文学/日本文学 |
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ISBN |
9784766423662 |
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商品コード |
1022100149 |
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NDC分類 |
910.26 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2016年11月2週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1022100149 |
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著者紹介
坂口 周(著者):1977年東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得満期退学。福岡女子大学国際文理学部専任講師。2014年「運動する写生」で群像新人文学賞評論部門優秀作を受賞。
内容
日本文学史を読みかえる、俊英による革命的な文学論。 ▼近代から現代に至る文学の「視覚性」に注目し、日本に脈々と流れる「曖昧」の系譜を辿ることで、 「意志」をめぐる近代の激しい攻防をあぶりだす。 ▼映画や写真など、テクノロジーの革新による「視覚性」の新たな編成が要請された近代以降、 日本文学において、柄谷行人が、その端緒を「風景の発見」と述べたように、視覚性=認識、 すなわち「内面」の問題が、大きな関心事でありつづけた。 しかし、本書で探求されるのは「風景」や「近代的自我」や「主体性」ではなく、 「不安」、「夢見」、「言い間違い」、「意志薄弱」といった、「曖昧」きまわる様態である。 ▼正岡子規、夏目漱石、内田百閒、志賀直哉、横光利一、川端康成、大江健三郎を中心にして、 近代文学における「曖昧」の系譜を可視化し、文学史そのものを読みかえるのみならず、 日本「現代」文学の起源を突き止めてゆく、大胆不敵な一書。