丸善のおすすめ度
中東世界の音楽文化~うまれかわる伝統~
西尾 哲夫,
水野 信男,
飯野 りさ,
小田 淳一,
斎藤 完,
酒井 絵美,
谷 正人,
椿原 敦子,
樋口 美治,
堀内 正樹,
松田 嘉子
著
発行年月 |
2016年09月 |
---|
|
|
言語 |
日本語 |
---|
媒体 |
冊子 |
---|
|
|
ページ数/巻数 |
380p |
---|
大きさ |
21cm |
---|
|
ジャンル |
和書/人文科学/芸術/音楽 |
---|
|
|
ISBN |
9784799801543 |
---|
|
商品コード |
1022364866 |
---|
NDC分類 |
762.27 |
---|
|
|
本の性格 |
学術書 |
---|
|
新刊案内掲載月 |
2016年11月1週 |
---|
|
商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1022364866 |
---|
著者紹介
西尾 哲夫(著者):人間文化研究機構国立民族学博物館教授。総合研究大学院大学文化科学研究科教授。博士(文学)。
水野 信男(著者):兵庫教育大学名誉教授。博士(文学)。
内容
今日、イスラム文化圏に属する中東世界は人類最古の文明発祥地をかかえ、世界の音楽文化の根源と基底をかたちづくってきた。音楽文化はこの中東から人類史を通じて東西の世界に拡散していったとも言える。「西洋文明の源流は中東にある」としばしばいわれるが、本書では、その音楽文化が、中東と西洋を舞台に互いに越境しあい、縦横に行き来し、展開し、深化しつづけている実態を分析し論じている。フィールドワーカーである著者達による現地での生の音楽の体験・記録・分析が、中心となった論文集で、中東世界(諸国)の音楽文化の伝統の現状を、たんねんな現地調査・体験をとおして縦横に論じている。それぞれの論文は、民族音楽学、文化人類学の視点をふまえながら、中東世界の音楽文化を、斬新な切り口と手法で観察・体験・分析。中東世界の音楽文化の、不断にうまれかわっていく伝統の一端を、ここでは、「繋ぐ」、「継ぐ」、「紡ぐ」、「創る」という新たな4種の切り口で詳述している。論文集ではあるが、誰にでも読みやすく書かれており、特に冒頭の基礎解説と最後の座談では平易に理解できるように全体の内容が解説されており、中東世界の音楽の入門書としても十分活用できる。