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吉行淳之介~抽象の閃き~

加藤 宗哉  著

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価格 \3,080(税込)         

発行年月 2016年10月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 186p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784766423815
商品コード 1022375999
NDC分類 910.268
個人件名 吉行/淳之介
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2016年11月3週
書評掲載誌 東京・中日新聞 2016/11/20、毎日新聞 2016/12/18
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1022375999

著者紹介

加藤 宗哉(著者):1945年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。日本大学芸術学部文芸創作科非常勤講師。元『三田文學』編集長。作家。著書に「遠藤周作」「愛の錯覚恋の誤り」など。

内容

昭和のダンディズム、 なまなましい生理の結晶と 澄みわたる文体の魅力  吉行淳之介(1924-94)は、新宿赤線地帯の娼婦を題材にした作品群で登場し、1970年代以降一世を風靡するごとく注目された作家である。現代の侍にたとえられ、ストイックな芸術家、女好きの女嫌いなどと評され、その文学は人工的な冷やかさを持ち、虚無と抽象性、研ぎ澄まされた感覚にみちている、と評された。だが、その作品の魅力の全体像を探りながら論じたものはこれまでにない。本書は主要な作品の生成をたどりながら、あらたなる吉行文学の本質 ―― 「現実から非現実への飛翔」「心理ではなく生理のメカニズムの抽象化」「繰り返された改稿の果てにたどりついた文体の美」等を論じた意欲作である。〝女〟や〝性〟を書いた作家ではない、という言葉の先に見える吉行の文学世界が新鮮に輝く。

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