ホーム > 商品詳細

丸善のおすすめ度

下丸子文化集団とその時代~一九五〇年代サークル文化運動の光芒~

道場 親信  著

在庫状況 お取り寄せ  お届け予定日 10日間  数量 冊 
価格 \4,180(税込)         

発行年月 2016年10月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 411p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/社会科学/教育学/就学前教育・学校教育・生涯教育・家庭教育
ISBN 9784622085591
商品コード 1022517450
NDC分類 379.6
基本件名 サークル活動
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2016年12月1週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1022517450

著者紹介

道場 親信(著者):1967〜2016年。和光大学現代人間学部教授。専門は社会運動論、日本社会科学史。著書に「占領と平和」「抵抗の同時代史」など。

内容

敗戦後の1950年代、「サークル文化運動」が空前の盛り上がりをみせていた。誰もが詩や小説を書き、それを印刷し、集まっては批評しあった。文化産業は未発達で、そして人々は貧しかった。サークル文化運動は若い工場労働者の間でまたたくまに広まり、文学サークル、うたごえサークル、演劇サークルなど、全国各地に無数のサークルができた。そのなかでも光を放っていたのが、東京南部の「下丸子文化集団」である。多くの工場や軍需工場がひしめく一大工業地帯だった東京南部(大田区・品川区・港区)で働く若い労働者による「下丸子文化集団」は、『詩集 下丸子』『石ツブテ』などの冊子や、「原爆を許すまじ」などの歌を生み出し、全国に大きな影響を与えた。 当時のサークル文化運動は左翼文化の影響を強く受けており、労働者たちは共産党や労働組合との緊張関係のなかで、時には党の方針に翻弄されながら、生き生きとした表現をつくりだし、やがては思想的に自立することになる。わら半紙にガリ版の印刷物、うたごえ運動や演劇活動ゆえに、一大ブームを巻き起こしたサークル文化運動は、資料としてわずかな痕跡しか残していない。本書はそれらの資料の丹念な読み込みと、当事者への膨大なインタビューを行いながら、「もうひとつの戦後史」を鮮やかに浮かび上がらせる。

目次

カート

カートに商品は入っていません。