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異端カタリ派の歴史~十一世紀から十四世紀にいたる信仰、十字軍、審問~(講談社選書メチエ 635)

ミシェル・ロクベール  著

武藤 剛史  翻訳
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価格 \3,410(税込)         

発行年月 2016年11月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 761p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/人文科学/宗教/キリスト教
ISBN 9784062585026
商品コード 1022533316
NDC分類 192.3
基本件名 カタリ派
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2016年12月4週
書評掲載誌 読売新聞 2017/01/15
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1022533316

著者紹介

ミシェル・ロクベール(著者):ミシェル・ロクベール(Michel Roquebert)
1928年8月7日、ボルドー生まれ。
ミシェル=モンテーニュ高校卒業、学士号(哲学)を取得、6年間教職に就く。『南仏日報』で、芸術欄を担当。
中世オック地方の歴史と文化研究の専門家。カタリ派研究協会の名誉会長
著書に、『目くるめく砦』、『カタリ派の叙事詩』(全5巻。フランス・アカデミー歴史大賞)、『聖ドミニコ、黒い伝説』、『シモン・ド・モンフォール、死刑執行人にして殉教者』など。
武藤 剛史(翻訳):武藤剛史(むとう・たけし)
1948年生。京都大学大学院博士課程中退。フランス文学専攻。現在、共立女子大学文芸学部教授。
主要著訳書に、『プルースト 瞬間と永遠』(洋泉社)、A・パラディ『モーツァルト 魔法のオペラ』(白水社)、J・V・オカール『比類なきモーツァルト』(白水Uブックス)、E・シブリン『「無伴奏チェロ組曲」を求めて』、M・アンリ『キリストの言葉』(以上、白水社)、P・ラビ『良心的抵抗への呼びかけ』(四明書院)、M・フイエ『キリスト教シンボル事典』、M・フェレッティ『印象派(新版)』、P・ドゥムイ『大聖堂』(以上、白水社文庫クセジュ)など。

内容

もともとは東欧発祥の宗教運動が、11世紀に西ヨーロッパで顕在化して、12世紀にはカタリ派の名の下で南仏ラングドックでおおきく展開されるようになりました。
現存しないためその教義などは謎に包まれていますが、二元論的であり、現世を悪とみなすグノーシスの影響を受けているとも言われています。
本書は、その異端宗教運動の11~14世紀の歴史、すなわち南仏での誕生・発展から異端認定を経て、迫害・殲滅されるまでの歴史を描きます。歴史の後半では、ローマ教会によるアルビジョワ十字軍と異端審問が大きなテーマとなります。南仏アルビ地方で展開された、もうひとつの十字軍のおぞましい実態も明らかにされます。
本書はまた、南仏のラングドックが、十字軍侵攻をきっかけに、だんだんとカペー朝フランス王国に併合されていく過程も描いています。
知られざる異端の経験した恐るべき歴史をあきらかにする、カタリ派研究の第一人者による最良の訳書がついに登場します。

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