内容
本書は心理学、ソーシャルワーク、カウンセリング分野で国際的に著名な専門家を集め、夫婦療法・家族療法(couple and family therapy)に関する最新の知見をアルファベット順に掲載した信頼できるレファレンスです。
家族療法に関する主要な概念、理論、モデル、アプローチ、介入戦略、そして夫婦療法・家族療法研究に貢献している著名な研究者についてなど、幅広いトピックスを掲載しています。
本百科事典は、様々な問題や障害を治療するための家族・夫婦のコンテキストを提供し、特殊なクライエントの母集団を理解し、本分野の新しい課題に取り組みます。臨床の現場や理論的な方向性、専門分野をも超えて、この幅広い知識を臨床医やセラピストにとって有用なレファレンスとなるよう、あらゆる情報を一つにまとめました。
本書に掲載されているトピックには、以下のようなものが含まれます。
カップル療法と家族療法における受容対行動の変化
カップルや家族によるコラボレーションセラピーと対話療法
不貞行為に対する統合治療
夫婦療法・家族療法におけるライブスーパービジョン
ジェノグラムを用いたポストモダンアプローチ
夫婦療法・家族療法におけるスプリット・アライアンス
トランスジェンダーのカップルと家族
本書は70年におよぶ夫婦療法・家族療法研究の発展を包括的にまとめた初めてのレファレンスです。
夫婦療法・家族療法を専門とする研究者や学生にはもちろん、実際に現場で活躍するセラピスト、心理学者、精神科医、社会福祉士、カウンセラーにも必携です。