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建築の前夜~前川國男論~
松隈 洋
著
発行年月 |
2016年12月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
490p |
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大きさ |
22cm |
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ジャンル |
和書/理工学/建築学/各地の建築、建築様式 |
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ISBN |
9784622085461 |
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商品コード |
1023209937 |
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NDC分類 |
523.1 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2017年01月4週 |
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書評掲載誌 |
朝日新聞 2016/12/25、毎日新聞 2017/01/22 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1023209937 |
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著者紹介
松隈 洋(著者):1957年兵庫県生まれ。京都大学工学部建築学科卒業。京都工芸繊維大学教授。博士(工学)。DOCO-MOMO Japan代表。文化庁国立近現代建築資料館運営委員。
内容
「東京に戻って、すでに一ヵ月半が経ちました。そして現在、私は、私がいない間の日本で、何が起って何が起ろうとしているのかを理解しようとし始めています。見るもの聞くものすべてが恐ろしいほど嫌気がさします。今日では、もし私たちが真剣に、取り巻くすべての現実の条件と状況を見つめるなら、私たちには、二つの選択肢しか残されていません――ニヒリズムになるか、左翼になるか」(前川國男、ル・コルビュジエ宛書簡)ル・コルビュジエのもとで学び、帰国後レーモンド事務所を経て独立した建築家・前川國男(1905-1986)の前半生、敗戦までの軌跡。「日本趣味を基調」という募集規定にあえて逆らった案により一躍モダニズム運動の旗手として脚光を浴びた東京帝室博物館(現・東京国立博物館)コンペ、代々木か明治神宮外苑か駒沢か――IOC総会で開催決定後も主競技場の敷地が二転三転するなか岸田日出刀のもとで練りあげた幻の「第12回オリンピック東京大会」会場計画、当初の前川案から紆余曲折を経て坂倉準三の手に委ねられ、建築部門グランプリを受賞したパリ万博日本館、前川が審査員に加わり丹下健三が一等当選を果たした日米開戦後の大東亜建設記念営造計画、そして戦時下最後のコンペとなった在盤谷日本文化会館ほか日本近代建築史上重要な設計競技やプロジェクトの実相を水面下の動きとともに浮かびあがらせ、戦時下の体制への建築家の関与や抵抗をも検証した決定版資料である。収録図版約200点。