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【言語とグローバリゼーション 全4巻】

Language and Globalization(Critical Concepts in Linguistics) H 1592 p. 18

Piller, Ingrid, Grey, Alexandra  編
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価格 特価  \281,004(税込)         

発行年月 2018年10月
出版社/提供元
出版国 イギリス
言語 英語
媒体 冊子
装丁 hardcover
ページ数/巻数 1592 p.
ジャンル 洋書/人文科学/言語学 /社会言語学
ISBN 9781138291966
商品コード 1023488065
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2018年11月
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1023488065

内容

グローバリゼーションに関連する社会言語学的な問いは非常に革新的であり、活発な研究が続けられています。このように比較的新しく急発展している分野は、学生や研究者にとって分かりにくく、習得が難しい場合があります。Critical Concepts in Linguisticsシリーズの論文選集で提供されているような誘導型読書プログラムは本分野に歓迎すべきものとなるでしょう。

セレクションと構成

“グローバリゼーション”の定義は非常に議論の余地のあるもので、「言語とグローバリゼーション」に関する分野を概観することを難しくしている要因の一つは“グローバリゼーション”という用語が様々な面で使われていることにあります。本論文選集では、グローバリゼーションの異なる一面に焦点を当てた現象論的方法を用いています。政治的、商業的、文化的、伝達的なグローバリゼーションは明白な言語的意味合いを持った構造として認知されるでしょう。また、これらは全4巻で明確な組織原則を構成しています。
グローバリゼーションの社会言語学に関連する研究を生み出す多くの分野があります。言語学をはじめとした、言語やグローバリゼーションと関係している特に人類言語学と社会言語学です。さらに応用言語学や接触言語学、バイリンガル・マルチリンガル研究、教育言語学、歴史言語学、言語政策・計画、第2言語習得などに関連する研究もあります。言語学のほかには、グローバリゼーション研究がそれ自体で分野を構成し、また人類学、ビジネス研究、文化研究、歴史、異文化コミュニケーション、社会学といった分野の基礎を含んだ言語の問題に関連する研究も構成しています。言語とグローバリゼーションという複数の学問領域にわたる基礎研究は重要な選択課題の一つとなるでしょう。本シリーズの『言語と移民』では最も重要な研究トピックを集め、地理的、地域的、歴史的コンテクストから幅広く研究を紹介しています。そこから、概要と文脈的なケーススタディを両立させることを目指しています。
Critical Concepts in Linguisticsシリーズと調和しながら、各巻は約20の論文を掲載し、その3分の2はジャーナルと書籍からの抜粋をソースとしています。各巻に掲載している論文の半分は過去5年に出版されたもので、残りは基礎的な研究を特集し、分析的な発展をたどるため、古い研究から構成されています。寄稿論文の4分の3は言語学のさまざまなサブフィールドから成り、残りは、本分野以外からの関連研究を特集しています。
論文選集の導入として編集者によるオリジナルの概要を提供しています。

第1巻:政治的グローバリゼーションにおける言語

第1巻は(新)植民地主義、(新)帝国主義の発展の概観に関し、政治的グローバリゼーションの言語学的重要性について考察した研究を取り上げています。イギリス及びアメリカ合衆国の植民地、帝国の広がりにおける、世界言語としての英語の広がりに関して特に注目しています。“言語帝国主義”という概念の批判的論争は、政治的グローバリゼーションの近年の局面における新自由主義の言語学的影響の研究のためであると言えるでしょう。(例えば、世界言語としての英語の広がりに焦点を当てることに加え、幅広い観点も取り入れ、ラテン語、フランス語、ロシア語、スペイン語を含む歴史を通した他の帝国言語の発展に関する研究を考察しています。)

第2巻:商業的グローバリゼーションにおける言語

第2巻は、多国籍企業における内部的・外部的言語選択、言語管理、言語政策、また商業的グローバリゼーションの類似要因に関する研究をまとめています。応用社会言語学に加え、国際経営と企業広報の分野における研究は、この巻で特に取り上げています。Rebecca Piekkariと学会の論文に影響を受けた実証的研究は、第2巻の大部分で取り上げられています。

第3巻:文化的グローバリゼーションにおける言語

文化的グローバリゼーションは世界主義、ハイブリダイゼーション、均一化のような現象として表現され、また一般的にアイデンティティとイデオロギーの問題と関連付けられます。グローバリゼーションとローカライゼーションの緊張状態は、主にグローバリゼーションへの抵抗として形成され、文化の領域で特に顕著です。それゆえにグローバル言語とローカル言語は第3巻での主要な論点となっています。サレシュ・カナグラジャフ、アラステア・ペニーコックとB・クマラヴァディヴェルが第3巻では紹介され、彼らの研究を用いた研究もまた取り上げられています。応用言語学と談話分析に加え、メディアとディアスポラ研究に関連した研究も取り上げています。

第4巻:伝達的グローバリゼーションにおける言語

グローバリゼーションの最近の段階における最も特徴的な現象の一つは、新しいコミュニケーションの方法の急速な発展にあります。それゆえ、デジタルメディアを通した伝達的グローバリゼーションは、小説の言語的実践を可能にし、現存する言語イデオロギーに抵抗したこと自体をグローバリゼーションの現象とみなされています。
第4巻では新しいメディアにおける伝達的グローバリゼーションの言語学的影響に関する研究を考察しています。世界言語としての英語の使用は本分野の主要テーマとなっている一方で、この巻では新しいメディアによる少数言語の保持と再活性化へのアフォーダンスを探究している論文を紹介しています。

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