丸善のおすすめ度
平田篤胤-霊魂のゆくえ(講談社学術文庫 2398)
吉田 真樹
著
発行年月 |
2017年01月 |
---|
|
|
言語 |
日本語 |
---|
媒体 |
冊子 |
---|
|
|
ページ数/巻数 |
319p |
---|
大きさ |
15cm |
---|
|
ジャンル |
和書/人文科学/哲学/その他の国の哲学 |
---|
|
|
ISBN |
9784062923989 |
---|
|
商品コード |
1023735173 |
---|
NDC分類 |
121.52 |
---|
|
|
本の性格 |
学生用 |
---|
|
新刊案内掲載月 |
2017年02月3週 |
---|
|
商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1023735173 |
---|
著者紹介
吉田 真樹(著者):1971年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、静岡県立大学国際関係学部講師。専攻は、倫理学、日本倫理思想史。主な論文に「死と生の祀り――イザナキ・イザナミ神話の生命思想」「光源氏の存在の基底について」など。
内容
日本倫理学会「和辻賞」受賞の力作。近世の庶民的な仏教思想を背景におきながら、死と霊魂について篤胤が展開した思想を、詳しく、繊細に読み解いた、画期的な著作、ついに文庫化!
私たちは死んだらどうなるのか。二百年前、誰もが抱くこの問いに解決を与えようとした思想家こそ、平田篤胤である。
篤胤は主著『霊の真柱』で、自らの学問の目的は「真道」を知ることである、という。そして、「真道」を知るためには、「霊の行方の安定」を知ることが先決だというのである。
つまり、人は死後、霊(霊魂)になる。その霊のゆくえを知ることこそ、かれの学問だったのだ。
江戸末期の思想家のそのような思考が、日本の近代に大きな影響を与えている。
複雑怪奇な篤胤の思想の本質を明解に分析する快著。