二つの政権交代~政策は変わったのか~
内容
目次
序章 政権交代は何を変えたのか[竹中治堅] 1 はじめに──本書の目的 2 どのように時期を区分するか 3 政策形成過程で注目する点 4 八事例を選択した理由 5 おわりに──各章への導入として 第1章 農業政策──政権交代がもたらす非連続的な米政策[濱本真輔] 1 はじめに 2 米政策の政策手段 3 政権交代の可能性に揺れた米政策 4 民主党政権下の非連続的な過程と政策 5 決定過程の集権化と構造政策の加速 6 おわりに 第2章 電力システム改革──電力自由化をめぐる政治過程[上川龍之進] 1 はじめに 2 自民党・公明党政権下での電力自由化の停滞 3 民主党政権下での電力システム改革論議の進展 4 第二次・第三次安倍内閣での電力システム改革の進展 5 おわりに 第3章 コーポレート・ガバナンス改革──会社法改正とコーポレート・ガバナンス・コードの導入[竹中治堅] 1 はじめに 2 コーポレート・ガバナンスの定義と注目を集めるようになった経緯 3 一九九〇年代から第一次自民党・公明党政権まで 4 民主党政権 5 第二次自民党・公明党政権 6 おわりに 第4章 子育て支援政策[砂原庸介] 1 はじめに 2 第一次自公政権期における子育て支援の位置づけ 3 民主党政権による改革 4 第二次・第三次安倍政権 5 おわりに 第5章 消費税増税──社会保障との一体改革[木寺元] 1 はじめに 2 租税政策のアリーナ 3 第一次自公政権 4 民主党政権 5 第二次自公政権 6 おわりに──継続と変容 第6章 対外政策──安全保障重視のアジア外交へ[佐橋亮] 1 はじめに 2 地域環境の悪化 3 第一次自公政権末期──アジア外交の強化 4 民主党政権における対外政策──「同盟の論理」の再浸透 5 第二次・第三次安倍政権──日米同盟とアジア外交の融解 6 おわりに 第7章 防衛大綱改定[細谷雄一] 1 はじめに 2 防衛大綱とは何か 3 民主党政権下の防衛大綱策定 4 安倍政権下の防衛大綱策定 5 おわりに 第8章 憲法解釈の変更──法制執務の転換[牧原出] 1 はじめに 2 法制執務の守備範囲 3 一九五五年体制下の法制執務と湾岸戦争 4 民主党政権と法制執務 5 第二次安倍晋三政権と安保法制 6 おわりに 結章 安倍政権と民主党政権の継続性[竹中治堅] 1 はじめに 2 政権交代が政策に及ぼした影響 3 政策決定過程の「集権化」 4 二〇〇九年の政権交代の意義 5 結論 あとがき 執筆者紹介
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