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キャリバンと魔女~資本主義に抗する女性の身体~
シルヴィア・フェデリーチ
著
小田原 琳,
後藤 あゆみ
翻訳
発行年月 |
2017年01月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
517p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/歴史学/ヨーロッパ史 |
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ISBN |
9784753103379 |
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商品コード |
1023912487 |
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NDC分類 |
230.5 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2017年03月2週 |
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書評掲載誌 |
毎日新聞 2019/11/03 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1023912487 |
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著者紹介
シルヴィア・フェデリーチ(著者):1942年イタリア生まれ。ニューヨークを拠点にフェミニストとして研究・活動を行う。ホフストラ大学国際関係学・政治哲学名誉教授。
内容
16、17世紀の欧米を席巻した魔女狩りによって迫害・処刑された女性たちとその身体こそ、〈資本主義〉が恐れ、強制的に統治しなければならなかった存在であり、シェイクスピアの戯曲『嵐(テンペスト)』に登場するキャリバンこそ、資本主義が生んだ植民地支配への象徴的な抵抗者だった……。 「家事労働に賃金を!」のスローガンを掲げ、フェミニズム運動の中心的活動家のひとりであるシルヴィア・フェデリーチは膨大な歴史資料・民族誌の読解を通じて、マルクスの本源的蓄積、フーコーの身体論を批判的に検討。彼らが描ききれなかった魔女狩りから植民地支配、今日のグローバルな規模で実施されるIMF・世界銀行の構造調整プログラムによる搾取を、資本主義による女性への暴力と支配の歴史として、フェミニストの視点から書き換える意欲作。