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シャーマニズムと現代文化の病理~精神科臨床の現場から~
久場 政博
著
発行年月 |
2017年02月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
8p,246p |
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大きさ |
22cm |
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ジャンル |
和書/生命科学、医学、農学/神経・精神科学/神経科学 |
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ISBN |
9784335651731 |
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商品コード |
1023976101 |
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NDC分類 |
493.71 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2017年04月1週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1023976101 |
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著者紹介
久場 政博(著者):1941年台湾生まれ。東北大学医学部卒業。公立角館総合病院神経精神科にて長期在院統合失調症の社会復帰活動に尽力した。秋田市加藤病院に勤務。著書に「ボケを活きるとは」など。
内容
憑依、予言、幻覚、ユタ…文化と精神病を分けるものとは何か? 金沢、奥能登、与那国、八重山などで精神科治療にたずさわってきた著者が、トランスカルチュラル精神医学の方法を使って自身の診療記録をまとめ、社会文化が病理に及ぼす影響を考察した論集。かつて与那国地方では、精神病者はユタの素質を持つ者として地域全体で温かく見守られた。他方、貧困や周囲の無理解から発病した患者が治療機会を奪われて重症化する例もあった。地域文化の基層に潜む病理性、精神科的治療の意義を考察し、現代日本人の精神病理と文化の関係を鋭く問いかけるライフワーク、待望の書籍化。