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土方巽~衰弱体の思想~
宇野 邦一
著
発行年月 |
2017年02月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
260p |
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大きさ |
22cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/芸術/音楽 |
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ISBN |
9784622085683 |
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商品コード |
1023981159 |
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NDC分類 |
769.1 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2017年03月3週 |
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書評掲載誌 |
朝日新聞 2017/03/26 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1023981159 |
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著者紹介
宇野 邦一(著者):1948年島根県生まれ。パリ第8大学で文学と哲学を学び、博士論文執筆。立教大学名誉教授。著書に「ドゥルーズ」「ジャン・ジュネ」「<単なる生>の哲学」など。
内容
「私たちの世界で〈器官なき身体〉という問題提起的な概念に土方ほどふさわしい実践と思考と生き方をした人はさしあたって見当たらない。しかもダンスという身体の芸術にとってこそ〈器官なき身体〉は永遠の、究極の課題ではないだろうか」「土方巽の舞踏が身体と生命をどのように問題化したかという問いにむきあうことは、68年の反乱のコンテクストをこえ地域性をこえて表現にとって本質的な課題でありうる。消費、情報、グローバリズムに翻弄される世界で〈身体が何をなしうるのか〉、あらためてスピノザのように問う必要があるにちがいない」同時代の証言や資料をもとに「禁色」「肉体の叛乱」から東北歌舞伎、衰弱体の採集にいたる創造の軌跡をたどり、アスベスト館「封印」後に書きあげられた驚異の書『病める舞姫』を読みとく。アルトー、ジュネ、そしてドゥルーズの翻訳・研究者であり、晩年の舞踏家と交流した著者による哲学的肖像にして土方巽論の集大成。