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ヒトラーの裁判官フライスラー

ヘルムート・オルトナー  著

須藤 正美  翻訳
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価格 \3,740(税込)         

発行年月 2017年03月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 319p,52p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/哲学/概論・参考図書
ISBN 9784560095393
商品コード 1023991216
NDC分類 289.3
基本件名 司法
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2017年04月5週
書評掲載誌 朝日新聞 2017/05/21、朝日新聞 2017/12/24
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1023991216

著者紹介

ヘルムート・オルトナー(著者):1950年ドイツ生まれ。オッフェンバハ・アム・マイン造形大学に進学。ダルムシュタット専門単科大学で社会教育学と犯罪学を専攻。ジャーナリスト、編集者、著述家。

内容

独裁者に仕えた「血の裁判官」の実相に迫る! ローラント・フライスラーは、ナチス政権下で政治犯罪を扱う国家最高審「人民法廷」で長官を務め、無数の死刑判決(ほとんどが見せしめ裁判)を下した、悪名高き人物だ。本書は、新史料や司法関連文書に基づいて、独裁者に仕えた「血の裁判官」フライスラーの実相に迫り、ヒトラー体制下と戦後ドイツの司法界の闇を暴く、戦慄の書だ。 歴史的な裁判として、ナチス抵抗運動の青年グループ「白バラ」の被告人たち、1944年7月20日の「ヒトラー暗殺未遂事件」の被告人たちに、死刑判決を下し、即時執行……という顛末を再現する。時には被告人のベルトやネクタイを取り上げ、容赦なく貶め、感情的な大声で罵倒したというフライスラーは、1945年2月、人民法廷の中庭を横切っていた際、ベルリン空襲の爆弾の破片が直撃し、急死する。 本書は、ナチス・ドイツにおいて司法の独立性が奪われ、政治の道具になっていく経緯とその恐るべき帰結を鮮烈に描き出し、現代にも問いかける意味は重い。著者はドイツの高名なジャーナリスト。著者特別寄稿「記憶と忘却について 日本語版読者の皆さまへ」と、「死刑判決文」・史料多数を収録。

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