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海賊史観からみた世界史の再構築~交易と情報流通の現在を問い直す~
稲賀 繁美
編
発行年月 |
2017年03月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
18p,814p,18p |
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大きさ |
22cm |
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ジャンル |
和書/総記/総記/書誌・出版 |
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ISBN |
9784784218813 |
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商品コード |
1024054798 |
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NDC分類 |
041 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2017年04月4週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1024054798 |
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著者紹介
稲賀 繁美(編者):1957年生まれ。パリ第7大学新課程統一博士号取得。国際日本文化研究センター教授・副所長、総合研究大学院大学教授(併任)。著書に「絵画の臨海」「接触造形論」など。
内容
21世紀10年代の今日、既存の国際秩序や、20世紀初頭以来その基礎をなしてきた国民国家の理念は、随所でその耐用年限を露呈し始めている。あらたな代替秩序を提起し、その構築を社会にむけて提言するために、従来、違法行為・反社会的逸脱として一方的に断罪されてきた営為を、ここで抜本的に見直す必要が生じている。 本書は、文化交渉・交易全般における「海賊行為」を綜合的に再検討することを目的とし、国際日本文化研究センターで行われた共同研究の報告書である。ここで言う「海賊行為」とは、交易路に対する私掠、著作権・複製権への侵害、公的秩序へのサボタージュ、さらには近年のサイヴァー攻撃などを含む。狭義の美術史、文化史、交易史のみならず、経済史、国際法、情報流通論などの分野の知見をも学際的に取り入れ、国際的視野から葛藤の現場を解明する。