刑事訴訟実務の基礎<記録篇・解説篇> 第3版
青木 英憲, 藤井 俊郎 著
内容
目次
〔解説篇〕 I 基本的な視点・考え方 第1講 導入・総論1――刑事司法を担うための基本的な視点 I 刑事司法を担うに当たっての基本的能力 II 捜査から公判まで――手続全体の流れ 第2講 導入・総論2――事実認定の基本 I 事実認定の重要性 II どのような事実を認定する必要があるか III 証拠はどのようにして評価されるか(証拠の持つ価値について) IV 証拠を信用することができるか(供述証拠の信用性) V 証拠からどのような事実が認定できるか(直接証拠と間接事実の積み重ね) VI 終わりに コラム1・事実認定の基礎 II 証拠はどのようにして集められるか 第3講 捜査の基本 I 捜査手続の流れ――検察官送致から終局処分検討に至るまで II 犯罪捜査の基本的考え方――第1,2講を踏まえて III 捜査方針の策定(「争点(事件の顔)」の見極め)と捜査活動の実際 第4講 被疑者の身体拘束の基本,勾留請求事件等の処理 I 被疑者の身体拘束に関する基本的な考え方 II 勾留請求事件の処理(勾留請求の要件吟味,接見等の禁止等) III 被疑者国選弁護人の選任 IV 準抗告等 第5講 被疑者弁護活動の基本 I 刑事弁護の基本的考え方 II 被疑者弁護活動の要点 III 被疑者国選弁護制度について エッセイ・ある国選弁護事件 第6講 終局処分・公訴の提起 I 検察官による終局処分の在り方・考え方 II 訴因と公訴事実の設定,訴因の特定 エッセイ・検察官として III 公判手続に向けた準備 第7講 起訴後の事前活動,公判前整理手続及び争点整理の考え方 I 裁判所・当事者による事前活動 II 公判前整理手続の流れ III 争点整理の考え方――第1,2講を踏まえて IV 当事者の訴訟活動はどのように行われるか 第8講 検察官立証の在り方と証拠開示の基本 I 検察官による立証の在り方――争点に応じた,証拠構造を意識した主張・立証の組立て方 II 証明予定事実記載書面,冒頭陳述の在り方――第1,2講を踏まえて III 証拠請求の基本的考え方――ベスト・エビデンスとは何か IV 証拠開示の基本 第9講 公判弁護活動の基本 I 保釈について II 弁護方針の策定 III 証拠開示について IV 証拠意見の在り方 V 被告人側の予定主張 VI 被告事件についての陳述 VII 冒頭陳述 VIII 弁護人の立証活動 第10講 証拠採否の手続――証拠能力の理解 I 証拠調べ手続の基本(手続の説明) II 弁護人による証拠意見の具体的な在り方 III 典型的な証拠についての証拠能力の判断 第11講 第一審公判手続と証人尋問 I 第一審公判手続の概要 II 証人尋問の重要性 III 証人尋問の手続・刑事訴訟規則の概要 IV 尋問技術 V 異議の処理 エッセイ・19年の軌跡 第12講 論告・弁論 I 論告の基本的考え方――冒頭陳述との違い II 弁論の基本的考え方 III 判断の「分岐点」を明瞭に示すことの重要性――第1,2講を踏まえて コラム2・当事者の主張と真理の相対性 V 裁判所の判断 第13講 当事者の主張・立証に対する評価 I 事実認定各論(具体的事例【記録篇】に基づいた認定――第1,2講を踏まえて) II 訴因変更手続 III 量刑判断について IV 判決 V 裁判所の判断に対する不服申立て コラム3・量刑判断 VI 被害者保護 第14講 被害者保護関連法制 I 被害者参加制度 II 被害者の氏名等の情報を保護する制度 III 被害者の権利利益の保護を図る制度 IV 被害者の財産的被害の回復に関する制度(損害賠償命令,刑事和解) V 公開の法廷における証人の氏名等の秘匿措置 VII 法律基本科目と刑事訴訟実務の基礎 第15講 理論と実務の架橋 理論は実務にどのように役立つのか I 「規範」のあてはめ II 法解釈における理論の意味 III 刑事訴訟法のモデル論 IV モデル選択の根拠――具体的な問題解決から帰納される理論 V 実務の現場における「規範」の意味 VI 実務の側から見た解釈理論の具体的意味――因果関係論を例に まとめ 終わりに 【発展課題・解説/事項索引】 〔記録篇〕 Ⅰ 事件の経過 Ⅱ 公判記録 Ⅲ 公判未提出記録 Ⅳ 発展課題用事例
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