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アレゴリー~ある象徴的モードの理論~(高山宏セレクション<異貌の人文学>)
アンガス・フレッチャー
著
伊藤 誓
翻訳
発行年月 |
2017年04月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
553p,25p,18p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/文学/文芸批評・理論 |
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ISBN |
9784560083093 |
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商品コード |
1024213400 |
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NDC分類 |
901.01 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2017年06月2週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1024213400 |
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著者紹介
アンガス・フレッチャー(著者):1930年ニューヨーク生まれ。ハーヴァード大学で博士号を取得。ニューヨーク市立大学名誉教授。著書に「思考の図像学」など。
内容
思考の仲介者=アレゴリーの復権 18世紀の文芸理論から20世紀前半のニュー・クリティシズムに至るまで、アレゴリーは「抽象的観念を絵画的言語に移し替えたもの」でしかない、深みのない表現形式として、低い評価を与えられてきた。1964年刊行の本書は、こうしたアレゴリー蔑視、シンボル優位の風潮に異議をとなえ、表象論の新しい展開とも呼応しながら、アレゴリー復権の契機となった画期的名著である。 ギリシャ・ローマの古典、聖書釈義から、『神曲』、『妖精の女王』、シェイクスピア、ホーソン、カフカ、さらには『一九八四年』、『蠅の王』、SFに至るまで、脈々と受け継がれたアレゴリー文学の系譜を自在に参照し、その多様なかたちを示したフレッチャーは、アレゴリーを「思考の仲介者」として評価し、その宇宙的スケールを絢爛と語っていく。テクストに体系的に註釈を加えていくモードであるアレゴリーは、宗教的、哲学的、文化的な諸信念の混淆へと向かう。アレゴリーは「放逐せず、結集させる。同時に多様な起源、多彩な知的スタイルの感覚を保持する」。多様性が様々な場面で問題となっている現在、著者がアレゴリーのモードに読み取った「思考の仲介者」の機能はさらに重要性を増している。