質的心理学研究<第16号(2017)> 質的研究における映像の可能性
内容
目次
質的心理学ハンドブック 目次 巻頭言 永田素彦 あらためて,対話の力 特集:質的研究における映像の可能性(責任編集委員:好井裕明・樫田美雄) ■やまだようこ・木戸彩恵 「かわいい」と感じるのはなぜか? ─ビジュアル・ナラティヴによる異種むすび法 ■牧野遼作・阿部廣二・古山宣洋・坊農真弓 会話における"収録される"ことの多様な利用 ■劉 礫岩・細馬宏通 スポーツ実況における発話による出来事の指し示し ─「こ」系指示表現と間投詞「ほら」の相互行為上の働き ■堀田裕子 残されるモノの意味 ─線条体黒質変性症患者とその介護者の事例より ■平本 毅 サービスエンカウンターにおける店員の「気づき」の会話分析 一般論文 ■塚本尚子・野村明美・舩木由香・平田明美 1970年代の看護師長の語りから知る,よい組織風土の形成と維持のしくみ ■中井好男 滞日中国人のライフストーリーから見る自我アイデンティティの交渉と構築 ─なぜ永住権を目指して働き続けるのか ■勝田 聡 保護観察中の性犯罪者の犯罪行動のプロセス ■柴坂寿子・倉持清美 幼稚園クラス集団における自由遊び時間での「乗り物遊び」 ─仲間文化の形成と変化 ■古市直樹 小集団学習中にジョイント・アテンションはどのように機能しているか ─中学校社会科の授業場面を事例として ■木下寛子 雰囲気が言葉になる時 ─小学校の日々から始まる雰囲気の解釈学的現象学 BOOK REVIEW ■《書評特集》 質的研究と映像との関係を考える 特集にあたって(樫田美雄) 研究と実践における映像データの可能性(評:北村隆憲) 分藤大翼・川瀬慈・村尾静二(編)『フィールド映像術』 「共有」をめざす人類学的映像実践(評:岩谷洋史) 村尾静二・箭内匡・久保正敏(編)『映像人類学─人類学の新たな実践へ』 映像が研究スタイルを変える(評:小池星多) 金井明人・丹波美之(編著)『映像編集の理論と実践』(現代社会研究叢書 1) 映像について根底から考えるために(評:周藤真也) 北野圭介(著)『映像論序説─〈デジタル/アナログ〉を越えて』 映像という現実と映像を見る経験(評:堀田裕子) 長谷正人(著)『映像という神秘と快楽─〈世界〉と触れ合うためのレッスン』 ビデオカメラを用いたエスノメソドロジー研究の展開 ─機材の発展と研究法の進展(評:秋谷直矩) Heath, C., Hindmarsh, J., & Luff, P. 『Video in qualitative research: Analyzing social interaction in everyday life』 当事者による「ビジュアル・メソッド」の活用と「社会学的想像力」の可能性(評:中塚朋子) C. ノウルズ・P. スウィートマン(編),後藤範章(監訳) 『ビジュアル調査法と社会学的想像力─社会風景をありありと描写する』 編集委員会からのお知らせ 『質的心理学研究』規約 投稿に際してのチェックリスト 『質的心理学研究』特集と投稿のお知らせ 英文目次 『質的心理学研究』バックナンバー 表紙デザイン 臼井新太郎
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