<戦後>の誕生~戦後日本と「朝鮮」の境界~
著者紹介
内容
目次
消去を通してつくられた「戦後」日本 1 思想-消去の政治(「戦後日本」に抗する戦後思想-その生成と挫折 捨象の思想化という方法-丸山眞男と朝鮮 戦後の復旧と植民地経験の破壊-安倍能成と存在/思惟の場所性) 2 制度-配置の力学(「強制連行」と「強制動員」のあいだ-二重の歴史化過程のなかでの「植民地朝鮮人」の排除 人権の「誕生」と「区画」される人間-戦後日本の人権制度の歴史的転換と矛盾) 3 表象-交錯の風景(縦断した者、横断したテクスト-藤原ていの引揚げ叙事、その生産と受容の精神誌 「朝鮮人死刑囚」をめぐる専有の構図-小松川事件と日本/「朝鮮」)
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