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【ポスト・ファシスト日本:第二次世界大戦以降の鎌倉における政治文化】
Post-Fascist Japan:Political Culture in Kamakura after the Second World War (SOAS Studies in Modern and Contemporary Japan) '18
Hein, Laura,
Gerteis, Christopher
著
発行年月 |
2018年02月 |
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出版国 |
イギリス |
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言語 |
英語 |
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媒体 |
冊子 |
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装丁 |
hardcover |
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ページ数/巻数 |
272 p. |
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ジャンル |
洋書/人文科学/歴史学 /東アジア史 |
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ISBN |
9781350025806 |
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商品コード |
1024602443 |
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国件名 |
日本
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2017年11月 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1024602443 |
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内容
1945年以降、日本の地方は新しい行動力を生み出すことに尽力し、若者が自国からの抑圧や海外からの強制と戦うスキルを向上させるための施設を作ることに力を注ぎました。彼らは、より公平で民主的かつ平和な社会を作り出すため、政治文化―政策、制度、世論―を急速に変化させていきました。
本書は、新しい政治文化が特に際立っていた、鎌倉市を拠点として高等教育を受けた日本人グループを中心にこの現象を探っていきます。本書はまた、戦時中多くの人から“敵”とみなされていた左派エリートは、実際の問題に対処して成功したイデオロギーであるファシズムの一つとして問題を見ていたと主張しています。彼らは、政治・法制度をはじめ、大学や美術館、地方観光、環境政策などの非政治的で地方的な機関にも力を入れ自ら努力し、過去の和解を目指すだけでなく、ファシズムに対する懸念を減らすことを目指しました。
日本の政治文化に大きな影響を与えた人物に焦点を当てることによって、著者ローラ・ハイン氏の研究は地方、国家、国境を超越したものとなっています。彼女は特定の人格を用いて議論を行い、「ポストファシスズム」についてのアイディアや、それがどう享受されているか、そしてアメリカの占領者とどのように対話したかについて示すという、興味深い研究を披露しています。