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物語日本の治水史
竹林 征三
著
発行年月 |
2017年06月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
18p,253p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/理工学/土木工学/海洋・河川工学 |
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ISBN |
9784306094475 |
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商品コード |
1024614323 |
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NDC分類 |
517.21 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2017年07月3週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1024614323 |
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著者紹介
竹林 征三(著者):京都大学大学院修士課程修了。建設省土木研究所地質官などを経て、富士常葉大学名誉教授。工学博士、技術士(建設環境・河川砂防及び海岸)。著書に「ダムのはなし」「ダムと堤防」など。
内容
治水の歴史とは、事故と失敗に対し、いかに学び、難課題を克服してきたかの歴史である。世にも不思議な技術の歴史を解説する読本。
広大にして複雑な治水史観点から、神話・伝説に始まり、武田信玄、加藤清正、明治以降の田辺朔郎、青山士らの名治水家の歴史的・社会的背景との関連で書き下ろされた物語は、新鮮にして興味深い話題の連続である。
技術は失敗・事故の反省により進展してきた。連年の如く河川浸水災害は繰り返し起きている。治水の失敗は認識されずに歴史から消え去る。破堤・災害は河川の持つ遺伝子である。治水神・禹の系譜は脈々と四千年継がれている。鯀の治水の失敗は忘れ去られている。巨大災害の世紀・混迷を深めている治水。学ぶべきことが余りにも多い。
治水哲学への関心は、河川技術者にとって必須の心得である。治水の心髄を読者に目覚ませる一冊。