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重商主義の経済学
ラース・マグヌソン
著
玉木 俊明
翻訳
発行年月 |
2017年05月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
16p,306p,60p |
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大きさ |
22cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/経済学/経済学説・経済思想 |
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ISBN |
9784862852571 |
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商品コード |
1024623554 |
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NDC分類 |
331.34 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2017年06月3週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1024623554 |
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著者紹介
ラース・マグヌソン(著者):スウェーデン・ウプサラ大学経済史講座教授、社会学部学部長。
内容
重商主義とは,「人を欺く言葉であり,理論や実践,政策に関して一貫性を欠く実在しない観念的存在で」,「混乱をもたらす様々な方法を用い,多数の目的に使われ」,それは「不幸な言葉」「国家形成の教義」「自由貿易システムと正反対のもの」さらに「特徴的政策は保護主義と経済の国家管理」等々,多くの見解が生じた。「重商主義とは何か?」 それは書物,手引,小冊子,パンフレット,年鑑などにより,政治的な議論から商業,貿易,海運業,製造業の利益の役割,外国の熟練労働者の移住,利子率の低下と事業への刺激,いかに国家を豊かにするかといった広範な問題群を扱った。著者は重商主義を16-18世紀の近世に出現した一連の言説として捉え,国力と豊かさとの関係が課題であったとする。経済成長,貿易の展開,運輸と金融の発展,市場経済,独占,国家形成などを背景に形成された重商主義を,経済学説史と経済史の両面から考察,イギリスを中心に,ナポリ王国,スペイン,ドイツ諸邦,フランスなどの実情を検討し,その歴史と理論を解明する。わが国の重商主義研究はマルクス主義の枠組みが主流だったが,本書は重商主義が近代経済学の基礎を築いたとして,各分野の研究者に多くの新鮮な視点を提供する。