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死刑<1>(ジャック・デリダ講義録)

ジャック・デリダ  著

高桑 和巳  翻訳
在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日  数量 冊 
価格 \8,250(税込)         

発行年月 2017年06月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 368p,53p
大きさ 22cm
ジャンル 和書/人文科学/哲学/フランス・オランダ哲学
ISBN 9784560098035
商品コード 1024656623
NDC分類 135.5
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2017年08月1週
書評掲載誌 読売新聞 2017/07/30
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1024656623

内容

死刑存廃論を脱構築! ジャック・デリダは、死刑に関するセミネールを1999〜2000年度と2000〜01年度の二年度にわたって行なった。本書にはその第一年度が収録されている。 死刑について考えるにあたっての出発点となるのは、パラダイム的な大いなる例(ソクラテス、イエス、ハッラージュ、ジャンヌ・ダルク)をはじめ、聖書からベッカリーア、ロック、カント、ユゴー、ジュネらを経由し、カミュやバダンテールに至る正典的テクスト、そして第二次世界大戦後の法的テクストの数々。 死刑廃止運動の論理と修辞に関心を寄せた読解がなされ、とりわけ、アメリカ合衆国の歴史(1972年に死刑適用は違憲と判決した最高裁判所の決定から、1977年の執行再開などに至る歴史)には数多くの分析がついやされる。 「私は、単にして純な、最終的な死刑廃止に投票します。」──このヴィクトール・ユゴーの声を力強く響かせながら、残酷さ、血、例外、恩赦、主権、利害……極刑のはらむ概念について、憲法や条約、文学作品とともに明解に問い直されてゆく哲学のディスクール! 死刑存廃論の全体を脱構築してゆく、政治神学‐死刑論。

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