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モディが変えるインド~台頭するアジア巨大国家の「静かな革命」~
笠井 亮平
著
発行年月 |
2017年06月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
253p,7p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/政治学/政治学一般 |
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ISBN |
9784560095546 |
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商品コード |
1024656778 |
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NDC分類 |
312.25 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2017年08月1週 |
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書評掲載誌 |
日本経済新聞 2017/08/26 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1024656778 |
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著者紹介
笠井 亮平(著者):1976年愛知県生まれ。青山学院大学大学院国際政治経済学研究科で修士号取得。岐阜女子大学南アジア研究センター特別研究員。著書に「インド独立の志士「朝子」」など。
内容
現代インドの実相が見えてくる 昨年11月、「トランプ・ショック」の陰でいきなり高額紙幣の廃止を宣言し、インド国民のみならず国際社会の度肝を抜いた首相ナレンドラ・モディ。そのカリスマ性や高い実務能力、大胆な政策、巧みな官僚操縦、そしてエリート階級の出身ではないたたき上げという点で、「インドの田中角栄」とも評される人物だ。本書は「SNSフォロワー数世界一のリーダー」と言われるモディの姿を通して、現代インドの政治、経済、社会、外交を概観し、南アジア情勢と日印関係についてわかりやすく解説した入門書である。 伸長著しいインドの台頭ぶりを示す指標は枚挙にいとまがない。しかし、存在感と重要性が増す一方で、インドは依然として「わかりづらい」という印象を持たれがちだ。「牛の保護」が重大な政治的・社会的イシューとなっているのはなぜか。今なお続くカースト制度や宗教対立の背景には何があるのか。地域と国際社会でのインドの興隆は日本にとって何を意味するのか。また、米中とどのように距離をとっていくのか――。長年にわたって南アジア研究に携わってきた著者がこうした疑問に丁寧に答え、巧みな筆致で現代インドの諸相をあぶり出す。写真・図版多数収載。