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キマイラの原理~記憶の人類学~

カルロ・セヴェーリ  著

水野 千依  翻訳
 品切
       
価格 \8,030(税込)         

発行年月 2017年06月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 375p,39p
大きさ 22cm
ジャンル 和書/社会科学/民族学・民俗学・人類学/民族学・民俗学・人類学
ISBN 9784560095553
商品コード 1024656803
NDC分類 389
基本件名 文化人類学
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2017年08月1週
書評掲載誌 朝日新聞 2017/08/20
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1024656803

著者紹介

カルロ・セヴェーリ(著者):1952年生まれ。パリの社会科学高等研究院博士号取得。同研究院社会人類学講座教授、フランス国立科学研究センター教授。社会人類学研究所メンバー。

内容

「絵文字」にパラレリズムを探る 「口承的」と呼ばれてきた無文字社会において、「記憶」はいかに生み出され、継承されるのか。記憶、コミュニケーション、そして人間の思考そのものに、言葉とイメージはいかなる役割を果たしているのか。記憶が社会的に共有される「儀礼」という場に焦点を定め、西洋文化のかなたに息づく記憶技術の解明に捧げた本書は、特定の地域研究の枠を超えて、哲学、民族学、心理学、精神医学、言語学、美術史、物語論の成果を縦横に応用しながら、広く人間一般の記憶、認識、想像力をめぐる理論研究として、独創的かつ発展性のある新しい視座を提起する。 本書を貫くキー概念のひとつである「パラレリズム」とは、反復される定型表現と規則正しい一連のヴァリエーションから構成される形式をさす。この特殊な形式を付与されることにより、物語の連続は記憶を補助する力を獲得する。だがパラレリズムは、テクストの構造に加え、それに関連する「絵文字」というイメージの構造をも統御する。セヴェーリは、アマゾニアから北米大平原に至るまでアメリカ大陸を縦断しながら、先住民の絵文字に、様式的差異を超えて時間的にも地理的にも広大に普及しつつ持続する驚くべき特徴や内的一貫性を浮かび上がらせる。

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