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京都地蔵盆の歴史

村上 紀夫  著

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価格 \2,200(税込)         

発行年月 2017年07月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 232p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/社会科学/民族学・民俗学・人類学/民族学・民俗学・人類学
ISBN 9784831862372
商品コード 1024770529
NDC分類 386.162
基本件名 年中行事-京都市
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2017年08月3週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1024770529

内容

祇園祭や五山の送り火などとともに、京都の“夏の風物詩”と称される年中行事・地蔵盆。子どもたちの流行現象にはじまり、時代の影響を受けながら現在にいたったその歴史は、一体どのようなものだったのか。またその歴史のなかでどういった意義が付されてきたのか……。

文献調査とフィールドワークの成果から、京都人も意外と知らない「地蔵盆」の歴史を紹介し、そこから新たに見えてくる都市京都の姿を描くディープな京都本!

【地蔵盆とは?】
毎年地蔵菩薩の縁日である8月24日頃に京都の各地で実施される年中行事。「お地蔵さんが子どもを守る」という理解から、子どもたちの祭りと一般的には認識されている。京都のみならず、近郊の大阪・滋賀などでも実施されているが、京都で特に盛んに行われていることから、京都の盆行事の特色とされ、京都の都市文化を知るうえで欠かせないものと言えるが、これまでその歴史研究は皆無であり、本書は地蔵盆の歴史研究に初めて本格的に取り組んだ1冊といえる。

【目次】
序 章 地蔵盆の風景
第一章 京都のお地蔵さま
 一 地蔵菩薩の伝来と広がり
 二 中世の地蔵信仰
 三 泰平の時代と地蔵菩薩
 四 六地蔵めぐり

第二章 地蔵会のはじまりと京都
 一 中世の墓と石仏
 二 「地蔵会」のはじまり
 三 発見される石仏
 四 17世紀の京都

第三章 近世都市京都と地蔵会
 一 京の町と地蔵会
 二 宗教者と地蔵信仰
 三 木戸と町
 四 運営と行事
 五 もうひとつの“地蔵盆”―大日会
 六 停止・中断させられる地蔵会

第四章 近代の地蔵会
 一 「お地蔵さま」が消えた日―明治4~5年の廃止
 二 お地蔵さまの撤去と地蔵会の中断
 三 明治16年のできごと
 四 明治16年の布達
 五 メディアと地蔵盆

第五章 地蔵盆の近現代史
 一 明治期の歩み
 二 大正期の地蔵盆
 三 戦時体制下~戦後社会と地蔵盆
 四 現在の地蔵盆

終 章 地蔵会から地蔵盆へ
 一 地蔵会・地蔵盆の400年
 二 近世と近代の間
 三 地蔵会・地蔵盆の祭祀
 四 かつての町居住者への供養
 五 地蔵盆がつなぐもの

地蔵盆関係略年表
【参考文献】・【引用史料】・【各章扉使用写真】
あとがき

目次

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