本書は、看護コースで好成績を修め看護職に就く準備をするために有用な、読みやすく極めて実践的な看護の基本概念のテキスト、改訂第9版です。
看護職を幅広く概観し、哲学、啓発、社会文化、環境、政治、ヘルスケアの提供、リーダーシップといった、看護師としてのキャリアアップに不可欠な課題について解説しています。
プロフェッショナル（専門職）としての看護師の役割と患者ケアの課題を網羅し、ケア実践の心理的および倫理的側面における対処法を紹介します。
現代の学習環境に合わせ、本改訂版では補助教材として動画や双方向形式のオンライン学習リソースが採用されています。

【本書の特徴】
・Real-life Reflections ― 各章に含まれる情報に関連する現状を提示し、看護師としての業務経験へ紐づける。重要用語および概念と学習目標を各章の初めに収載
・Professional Building Blocks ― 臨床看護実践の中で考慮すべき重要要素について理論を適用し解説する
・Questions for Reflection（8版のThink Timeに相当）― テキストに示された内容について学生に思考と振り返りを促す設問集。より深みのある情報処理と振り返って熟考する習慣を促す
・Learning, Knowing & Growing ― 学習者が自己評価を行い、専門職としてのパフォーマンス改善や特定のスキル（例えば院外活動など）の習得に役立つ
・Concepts in Practice ― 各章で解説する概念や理論を、専門職としての臨床実践で活用する例を紹介する
・Focus on Research ― 研究に焦点を当て、研究によって得られる情報および専門職としての実践にそれを取り入れる方法、さらに研究結果を用いた根拠に基づく実践の構築について解説する
・Professional Prototypes ― 専門職としての実践に活用するための提案や実際の資料、看護実践改善に向けた概念の活用法についてのガイドラインを提供する