内容

目次

解題 第1部　総論 　第1章　「公正な競争」と取引の自由／舟田正之 　第2章　競争法における「不公正」概念の検討——市場支配力の形成・維持・強化の観点から／金井貴嗣 　第3章　「競争法は、競争者ではなく、競争者を保護するものである」という格言について／土田和博 第2部　国内問題 　第4章　独占禁止法における不公正な取引方法の位置づけ——競争者排除行為を例にして／森平明彦 　第5章 インターネット通販サイトの最恵国待遇条項——独占禁止法における評価／大槻文俊 　第6章　弁護士懲戒制度・弁護士自治と事業者団体規制・不正手段型規制／越知保見 　第7章　優越的地位の濫用における課徴金制度／中里　浩 　第8章　下請取引と独禁法・下請法／多田敏明 　第9章　課徴金制度の導入等を内容とする景品表示法の平成26年改正／菅久修一 　第10章　「ゼロレーティング」と競争政策——ネットワーク産業におけるフェアコノミーの一断面／林　秀弥 第3部　比較法学的検討 　第11章　EU競争法の「現代化」の今日的位相——市場支配的地位濫用規制について／柴田潤子 　第12章　EU・ドイツにおける景品規制／岩本　諭 　第13章　事業者間の経済的従属関係の濫用に対するフランス競争法による規制／鳥山恭一 　第14章　イギリスにおけるフードチェーンの市場力・購買力濫用規制／渡辺昭成 　第15章　米国反トラスト法における州行為原則の展開／若林亜理砂 　第16章　オーストラリア標準約款契約規制法とSmall Business——フランチャイズ契約規制の一手法として／長谷河亜希子 　第17章　韓国競争法における不公正な取引方法の反競争効果の特徴と判断基準について／洪　淳康 　第18章　現代化発展に向かう台湾競争法の課題／黄　銘傑 　第19章　中国における優越的地位の濫用規制／陳　丹舟