薬剤師のための医学論文の読み方・使い方
名郷 直樹, 青島 周一 著
内容
目次
【内容目次】 はじめに I章 医薬品情報提供者のプロフェッショナルとして 1.医療全体の中での薬剤師の役割:調剤室をエビデンスセンターに 2.医薬品情報を製薬メーカーに依存してよいのか II章 知っておきたいキーワード 1.薬剤効果の概念的側面と事実的側面 2.代用のアウトカムと真のアウトカム 3.背景疑問と前景疑問 4.EBMの5つのステップ 5.内的妥当性と外的妥当性 6.ランダム化比較試験 7.コホート研究 8.症例対照研究 9.メタ分析 10.横断研究 11.その他の研究デザイン 12.情報収集戦略 13.6Sアプローチ 14.PubMed検索のコツ 15.ハザード比,オッズ比 16.平均差,標準化平均差,治療必要数 17.統計的仮説検定,P値,有意水準 18.統計的推定,95%信頼区間 19.プラセボ効果,ホーソン効果,ノセボ効果,二重盲検法,PROBE法 20.クロスオーバー,ITT解析,非劣性試験,マージン 21.αエラー,βエラー,一次アウトカム,二次アウトカム,複合アウトカム 22.サブグループ解析,ボンフェローニ法 23.交絡因子,傾向スコアマッチング 24.情報が示すものと臨床研究が示す関連 III章 「効果がある薬」の実体:統計学的検討と構造主義科学論的検討 A 存在論的に考えるか,認識論的に考えるか B 統計学的検討の王道,検定推定統計 C ベイズ統計による検討 D 統計学的検討と認識論的アプローチ E 構造主義,ソシュールの言語学 F 存在論的か,認識論的か G 統計学的検討から構造主義科学論的検討へ H 実体,現象,コトバ,私,そしてそのギャップ I 構造主義科学論からみた検定推定統計,ベイズ統計 J 構造主義科学論的検討の一例 IV章 クリニカルクエスチョン 1.エゼチミブの有効性はどの程度か? 2.心血管疾患に対する低用量アスピリンの一次予防効果は? 3.長時間作動型β2刺激薬の長期投与の安全性は? 4.DPP-4阻害薬の有効性はどの程度か? 5.チオトロピウム吸入製剤の安全性はどの程度か? 6.先発医薬品と後発医薬品の効果は臨床的に同等か? 7.ベンゾジアゼピン系薬と認知症に関連はあるのか? 8.ピオグリタゾンの膀胱がんリスクは? 9.認知症は早期発見するべきか? V章 チーム医療:医師との真の連携とは A 連携の現状 B 職種間のギャップ C 職種による2つの立場 D 在宅医療の現場で E 薬剤師との連携 F EBMを媒介とした連携 おわりに 索引
カート
カートに商品は入っていません。