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【第二次世界大戦における日本のジャワ島占領】
Japan’s Occupation of Java in the Second World War:A Transnational History (SOAS Studies in Modern and Contemporary Japan) '18
Mark, Ethan
著
発行年月 |
2018年07月 |
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出版国 |
イギリス |
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言語 |
英語 |
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媒体 |
冊子 |
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装丁 |
hardcover |
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ページ数/巻数 |
368 p., 5 bw illus |
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ジャンル |
洋書/人文科学/歴史学 /その他アジア・オセアニア史 |
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ISBN |
9781350022201 |
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商品コード |
1024953894 |
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国件名 |
日本/
インドネシア
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2018年05月 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1024953894 |
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内容
本書は、二つの複雑なアジア社会の間にある、トランスナショナルな交差点としてのジャワ島について書かれています。日本やインドネシア、オランダの口述資料をはじめ、英語で書かれた日本占領を物語る史料を用い、当時の国内情勢、地域的事情、世界的危機をふまえた大きな戦争の文脈の中にジャワ島の占領を配することを目的としています。
日本によるジャワ島の占領は、両者の結びつきや、魅力的だけど悲劇的な進化(変容)、後世に残された遺産の深刻さなどの点から見れば、相互利益の度合いは革命的でありながら曖昧な出会いであったとして、全く新しい視点から比較・考察することができます。著者イーサン・マーク氏は、「大東亜共栄圏」という戦時のビジョンに魅了された日本人とインドネシア人の多様なグループをめぐる研究をテーマとしています。本書は、戦時中の日本によるジャワ島の占領について書かれた最初の国際的な研究書というだけでなく、アジアの「地上」全域でトランスナショナルな経験を持つ第二次世界大戦に焦点を当てた最先端の研究書でもあります。
解釈的、テーマ的にも物語的にも新しい歴史を開拓するイーサン・マーク氏の研究は、近代アジア史やグローバル・ヒストリーを専攻する学生や研究者にとって重要かつ不朽の研究となるでしょう。