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【中国と日本におけるリスクと食の安全】
Risk and Food Safety in China and Japan(Routledge Studies in Food, Society and the Environment) H 222 p. 18
Augustin-Jean, Louis,
Poulain, Jean Pierre
編
発行年月 |
2018年09月 |
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出版国 |
イギリス |
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言語 |
英語 |
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媒体 |
冊子 |
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装丁 |
hardcover |
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ページ数/巻数 |
222 p. |
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ジャンル |
洋書/社会科学/生活科学/生活科学 |
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ISBN |
9781138897656 |
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商品コード |
1025060501 |
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国件名 |
中華人民共和国/
日本
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本の性格 |
学術書/実務向け |
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新刊案内掲載月 |
2017年11月 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1025060501 |
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内容
世界中でおそらく今日ほど食料が安全になったことはないでしょう。しかしながら、断続的な危機的状況が消費者の不安を呼び起こし、これは消費者が農産業制度に対して不信感を抱く原因となっています。これら危機的状況の性質が多様であるがゆえに、政府や農産業がそれらを予測し取り組むことがさらに困難になっています。本書は、日本と中国の事例研究を通して、リスクと食料の関係を理論的かつ実証的に分析しています。
本書の第1部では、理論的な側面と意思決定の相互作用を検証しています。食料とリスクの関連性を理論化し、リスクとガバナンスの観点で意思決定プロセスを分析しています。食料のリスクとガバナンスシステム、経済的な意思決定の関係性を査定することで、「栄養協定」という考え方や微かな兆候の理論を調査しています。第2部では、中国における粉ミルク事件や日本における福島の原子力事故と津波後の食の安全といった最近の危機的状況の余波を受けての、中国と日本における事例研究を考察しています。
本書は、社会学や経済学、食料研究、中国研究、日本研究、リスクと安全性の理論を専攻する研究者や学者、政策立案者にとって重要な資料集となるでしょう。