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文化大革命~<造反有理>の現代的地平~

明治大学現代中国研究所, 石井 知章, 鈴木 賢  編
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価格 \2,860(税込)         

発行年月 2017年08月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 203p,9p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/人文科学/歴史学/アジア・オセアニア史
ISBN 9784560095652
商品コード 1025060813
NDC分類 222.077
基本件名 中国文化大革命(1966〜1976)
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2017年09月4週
書評掲載誌 日本経済新聞 2017/11/03
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1025060813

内容

貴重な図版50点をカラーで 1966年から77年にかけて中国にとどまらず全世界を巻き込んだ「文化大革命」から半世紀が経った。紅衛兵や造反派によるつるし上げで、多数の犠牲者を出したこの運動は、1981年に「党、国家や各族人民に重大な災難をもたらした内乱」と公式に総括された(共産党歴史決議)。 もちろん、総括がされたからと言って「文革」の全容が解明されたわけではなく、中国社会ではこの運動の傷が今も深くのしかかり、社会を分裂させたままである。 本書は、文革研究の世界的権威として知られる徐友漁氏や宋永毅氏、矢吹晋氏の協力を得ながら、〈「文革」とは何だったのか〉を改めて問い直す試みである。 大量虐殺や性暴力、人肉食という新事実から見えてくるのは、解放区以来の地主や富農ら「四類分子」に対する〈非人間化〉政策であり、中共に翻弄された貧しい農村の姿である。 他方、文革の国際的な影響力を考える際に重要なのは、1956年のスターリン批判と「新左翼」の誕生だろう。「革命無罪、造反有理」というスローガンがなぜ戦後日本を含む世界を捉えたのか。当時を回想しつつ複雑な綾を解きほぐしたのが本書である。

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