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銀行員大失業時代(小学館新書 303)

森本 紀行  著

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価格 \858(税込)         

発行年月 2017年08月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 221p
大きさ 18cm
ジャンル 和書/社会科学/経済学/金融
ISBN 9784098253036
商品コード 1025103593
NDC分類 338.21
基本件名 銀行-日本
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2017年09月2週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1025103593

内容

AIにはできない金融エリートの生き方とは

日本の金融機関は、リーマンショック後の世界的金融危機にも大きな影響は受けず、政府に守られて旧態依然としたビジネスを続けてきた。自分のお金を引き出すのに時間外とはいえなぜ高い手数料をとられるのか。窓口でなぜあんなに待たされ、しかも午後3時で終わってしまうのか……。そこで働く銀行員も、組織第一の仕事ぶりが目に余るのは多くの国民が実感するところだろう。
そこに現れたのが、フィンテックによる世界的な効率化の嵐だ。スリム化できていない日本の金融システムが欧米以上の衝撃を受けるのは必至だ。AIやロボットアドバイザーができるような仕事をしている銀行員の大失業時代が始まる。そして、そもそも金融の実態にそぐわなくなっていた銀行そのものも、フィンテックを契機に消え、あるいは姿を変えていく。
しかし、フィンテックが効率化だけを追究して普及したら、それは顧客不在の金融ビジネスになってしまう可能性があると著者は危惧する。顧客の利益を本当に考えた新しい金融のありかたを、フィンテックを契機に考えるべき時だ。そして、金融エリートが真のバンカーとして生き残る道もそこにあると著者は強調する。


【編集担当からのおすすめ情報】
今の銀行は歴史的使命を終えつつあり、数や規模が縮小していき、遠くない将来には消滅する、というのが著者の考えです。しかし、銀行が演じてきた社会的機能がなくなるわけではなく、形を変えて続いていくのです。タイプライターがなくなっても、その機能はパソコンとプリンターに受け継がれているように。
その時、銀行という組織そのものにすがりついていたら生き残るのは難しい。逆に、いま銀行内で浮いているくらい、自分の考えで行動し、顧客の利益を考えた仕事をしている人が生き残るのではないか、という著者の考えは、銀行に限らず、ビジネス一般にも参考になるのではないかと思います。

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