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【五十嵐暁郎著 日本の現代政治】
Japanese Contemporary Politics(Routledge Studies on Comparative Asian Politics) hardcover 272 p. 18
Igarashi, Akio
著
発行年月 |
2018年06月 |
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出版国 |
イギリス |
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言語 |
英語 |
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媒体 |
冊子 |
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装丁 |
hardcover |
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ページ数/巻数 |
272 p. |
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ジャンル |
洋書/社会科学/政治学/比較政治・各国の政治(史) |
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ISBN |
9780815378792 |
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商品コード |
1025354983 |
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国件名 |
日本
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2018年05月 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1025354983 |
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著者紹介
Igarashi, Akio(著者):Rikkyo University, JPN
内容
戦後、日本の政治は、ジェンダーや代議制、生活経済学の問題がさらに顕著になりながらも、大幅に進展しました。その一方で、冷戦終結以降、日本はその他の先進国と同じく、地方分権と産業の空洞化が進みました。それにもかかわらず、官僚がこれらの課題に対してより伝統的なアプローチを維持しようとしているため、日本における構造改革の進展は比較的ゆっくりしたものとなっています。
本書は、日本の政治におけるこのような発展を、太平洋戦争の終結から現在まで辿っています。主要な発展段階を検討し、日本の政治を次の4つの側面から眺めています。すなわち、ハイポリティクス、利害を重視する政治、生活を重視する政治、そしてグローバリゼーションです。さらに本書は、国際政治への安倍政権の取り組みや核問題の取り上げ方といった、最近のテーマに対する新たな分析も提供しています。
本書は経験豊かな日本人研究者によって執筆され、グローバリゼーションがいかに地域政治や国家安全保障の本質を変容させたかを最終的に論証しています。しかしながら、2011年の震災でのトリプル惨事において見られたように、日本の政治が伝統的な慣習を維持しているため、汚職やスキャンダル、有権者の政治不信を引き起こしています。本書は、日本の政治に対する包括的な序論を提供し、日本の政治や比較政治学、アジア政治全般を専攻する学生や研究者にとって非常に貴重な文献となるでしょう。