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変節と愛国~外交官・牛場信彦の生涯~(文春新書 1141)

浅海 保  著

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価格 \1,034(税込)         

発行年月 2017年09月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 287p
大きさ 18cm
ジャンル 和書/人文科学/哲学/概論・参考図書
ISBN 9784166611416
商品コード 1025408661
NDC分類 289.1
個人件名 牛場/信彦
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2017年10月4週
書評掲載誌 産経新聞 2017/10/29、読売新聞 2017/10/29
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1025408661

内容

日本人は、牛場信彦という外交官を覚えているだろうか。
戦前は「枢軸派三羽ガラス」の一人として、日独伊三国同盟を強力に推進。日本を戦争に追いやった一人とされた。
戦後は一転して「親米派」となる、経済外交で実績をあげ、外務官僚のトップである事務次官、さらには外交官のトップである駐米大使にもなった。
それだけではない。国際経済に強いところを買われて、福田赳夫内閣の対外経済相にも就任している。
彼のことを「変節漢」と呼ぶ人もいる。

本当にそうなのだろうか。

戦後日本に君臨した吉田茂は、「枢軸派」を激しく憎み、古巣の外務省から徹底的に排除した。「Yパージ」である。
しかし吉田は、いったん辞職した牛場が外務省に復帰するのを妨げなかったばかりか、バックアップした節さえあるのだ。
吉田は牛場の中に何をみていたのだろうか。

昭和という激動の時代を、「気概」をもって駆け抜けた男の生涯から、「国を愛すること」の本当の意味が見えてくる。

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