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人生でほんとうに大切なこと~がん専門の精神科医・清水研と患者たちの対話~
稲垣 麻由美
著
発行年月 |
2017年10月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
197p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/生命科学、医学、農学/外科学/臨床外科学 |
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ISBN |
9784040693903 |
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商品コード |
1025427751 |
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NDC分類 |
494.5 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2017年11月4週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1025427751 |
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著者紹介
稲垣 麻由美(著者):1968年、神戸市生まれ。大阪教育大学卒業。文筆家。株式会社一凛堂 代表取締役。ライター・編集者・出版プロデューサーを経て執筆活動をスタート。
「命」と「想い」をテーマに執筆を続けている。
著書に『戦地で生きる支えとなった115通の恋文』(扶桑社)など。 鎌倉市在住
http://ichirindou.com/
内容
がん宣告を受けると、多くの人はいやがおうにも死を意識し混乱する。そういう意味で、がんは非情な病である。本書に登場する患者さんも、がんと闘いながら、やがて自分自身の境遇に葛藤することになる。国立がん研究センター中央病院(築地)・精神腫瘍科長の清水研は、がん専門の精神科医として、これまで3000人以上の患者さんやその家族と、静かな水のような対話を続けてきた。入院患者だけでなく退院してからも清水との対話に通う人も多くいる。何度も対話を重ねるうちに、彼らは自分が負っている未解決な問題に気がつき、その解決に取り組み始める。ここに紹介する七人は、「小児がんで21歳で逝った大学生」「乳房全摘出を決意したモデル」「司法試験の前日にがんを発症・転移した青年」「ふたりの子供をもつ若いお母さん」「何不自由ない暮らしを送ってきた(はずの)主婦」「一人で喫茶店を経営してきた活発なママ」「全力で仕事をし、家族のヒーローとして頑張っているお父さん」だ。どの人も清水先生との対話によって、苦悩をほどき、人生の新しい扉を開いていった。――それは清水自身が若い頃から抱えていた心の鎖をほどいたのと同様だった。本書は、まだまだ知られていない精神腫瘍科の存在を知ってほしいという、ひとりのがん患者の切実な願いから生まれました。